<台北グルメ>やっぱりハズさない人気店、梁記嘉義鶏肉飯
大人気の鶏肉飯(ジーローファン)専門店、梁記嘉義鶏肉飯。
実は初訪台時、鶏肉飯を油化街の適当なお店で食べてしまったためにこちらはスルーしておりました。
でも、敬愛する内田真美氏の著書に2冊にも渡って登場しているとなれば行かない理由がない!というわけで、やっとこさ梁記デビューを果たしました。
ランチの閉店ギリギリにかけこみ、なんとか入店。最近リニューアルしたらしく店内はとっても綺麗でした。
鶏肉飯と蒸しスープ、適当に小菜をオーダー。
鶏肉飯は、油化街で食べたのとは比べものにならないほど完成された逸品。やはりお店は選びましょうね…。
色んな方がレビューしてるので私なんぞが今さら書くまでもないのですが、胸肉なのにパサつかず、臭みもなく、タレも日本人の口に合う良い味。にんにくでちょっぴりパンチもあり、軽くのつもりでいてもどんどん食べ進んでしまいます。
エビ卵とブロッコリー炒めは、派手さはないけれど落ち着く味。薄味でも物足りなさはなく、絶妙な塩加減。
蒸しスープはしいたけと鶏肉のものをオーダー。余計な雑味がなく、滋味深く、素材の旨みがじわーっと溶け出した優しい味のスープです。疲れた心と身体に染み渡る。。
鶏肉飯でお腹を満たし、小菜をつまんで落ち着き、蒸しスープで癒される。フライトで疲れた身体に活と癒しをもたらしてくれました。
このあとは近くの富覇王で2回目のランチを頂きましたとさ。富覇王の記事はこちら↓
<台北グルメ>豚足ってこんなに美味しかったっけ…「富覇王猪脚極品餐庁」 - 美味しいものでできている
梁記嘉義鶏肉飯
住所:台北市中山區松江路90巷19號
営業時間:10:00〜20:00
松江南京駅3番出口から徒歩5分
定休日:土日
<台北グルメ>美味しい野菜まんを買いに。光復市場素食包子
ローカルのお母さん達で賑わう光復市場の朝。朝ごはん屋さんがたくさん並ぶこの市場に、人気の野菜まんを売るお店があります。
それが光復市場素食包子。
素食とはベジタリアンの意味。台湾での食事は肉と炭水化物ばかりになりがちなので、美味しく野菜が食べられるお店は嬉しい存在。
夫が眠たそうだったのでホテルに置いて、一人で買いにきました。
店頭ではせっせと野菜餡が包まれています。
餡がたっぷり。これはおそらく一番人気の雪菜まんです。
どうしよう、本当は色々食べたいのにかなり大きいから一個でお腹いっぱいになりそう…と悩んだ末、食べきれない分は日本に持ち帰れば良いのでは、という結論に至りました。
とりあえず一通り、
- 雪裡紅素包(雪菜)
- 蘿蔔絲包(大根、きくらげ)
- 四季豆素包(いんげん豆)
- 香菇竹筍包(きのこ、たけのこ)
- 高麗菜包(キャベツ)
- 桂花豆沙包(あんこ)
- 芝麻甜包(黒ごま)
をオーダー。下2つは夫用に。一個25元(約93円)という安さなので大量に買いたくなります。
近くにベンチがあったので、座って頂きました。どれが何味かわからないので、何味に当たるかは食べてからのお楽しみ。
早速ぱかっ。たけのこでした。ぎっしりです。
美味しい〜〜
しゃくしゃくと小気味良い食感で、ずっしり大きいのに食べ始めると不思議とぺろりといけてしまう不思議。野菜ってすごい。
調子にのってもう一個。こっちはキャベツでした。こちらも優しい味で美味しい。
どの種にも入っている茶色いのは揚げエシャロットかな?お肉が入っていないのにコクがあるのはこいつの存在が大きいかもしれません。
皮も水分と油分をまとってもちもち、ふかふか。
美味しかったので追加で2つ購入し、計7個を日本へ持ち帰ることに。
セブンイレブンでラップを買い、ホテルへ戻り一つ一つくるみます。
そのままトランクへ入れると潰れるので、どうしたかというと
ワインを入れてきた段ボールに詰め込みました。ワイン2本が入る段ボールは、野菜まん7個がちょうど入る大きさ。
クッション用に入っていた新聞紙などもそのまま再利用し、隙間を埋めたら完成。密輸成功です。
帰ってから実際に開けてみると、少しの変形は見られたもののほぼ異常なく原型を保っていました。いそいそと冷凍庫へしまいます。
冷凍した野菜まんは蒸し器で20分蒸すと内側までほかほかになり美味しく食べられました。さらに取り出したあとはキッチンペーパーで余分な蒸気を押さえてあげると、皮がベチョベチョせずむっちりと美味しく頂けます。
しかし、夫用に買った甘い包子と自分用に買った野菜包子の区別がつかなくなるミス。(本当はしまうとき気付いたけど諦めた)
20分蒸し上げてから中を開かないとわからないロシアンルーレット状態を楽しんでいます。
このお店の近くには豆腐捲で有名な周家豆腐捲もあるので、朝ごはんのハシゴもおすすめです。
これもちゃっかり頂いてました。豆腐とキャベツであっさり。でも春雨入りなのでちゃんと腹持ちしそうな感じ。味は普通です。笑
他にも美味しそうなものがたくさんあるので光復市場、朝ごはんスポットにおすすめです。野菜まんを持ち帰る方は最終日にどうぞ〜。
<光復市場素食包子>
住所:台北市光復南路419巷95号
営業時間:6:30〜昼
国府記念館駅より徒歩10分
月曜定休
<台北グルメ>阿城鵝肉の燻製ガチョウ肉はジューシーで絶品
MRT行天宮駅(または松江南京駅)から徒歩10分ほどの場所にあるガチョウ肉の専門店、「阿城鵝肉」。
滞在中なかなか行くタイミングがなかったのですがどうしても食べてみたくて、帰りの飛行機に乗る前にかけこみました。
店内で食べる時間はないのでもちろんテイクアウトです。15:00ごろでしたがテイクアウト待ちのお客さんが3組ほどいて、20分くらいは待ったかな。さすが人気店。ピーク時は大行列のようです。
待っている間は暇なので店内をじろじろ。外からも見えるカウンター横ではお兄さんがひたすらに肉を切ってました。
余談ですが台湾の繁盛店は店先で調理する様子を「魅せる」お店が多いと感じます。何を売りにしているお店なのかが一目でわかるし、視覚的にもそそられて食べてみたくなる。マーケティングが上手だなと思います。 鼎泰豊や富覇王も同じスタイルですね。
この日頼んだのは燻製ガチョウ肉(1〜2人前)と、ガチョウ油がベースのタレを白飯にかけた鵝油拌飯。
テイクアウト用のパックはサン○オのオマージュに見えなくもない、ファンシーなデザイン。なぜこれにしたw
ぱかっ。美味しそう。
某所のベンチでこっそり食べたのでこんな写真でごめんなさい。ガチョウ肉は食べる前からジューシーなのがわかるくらい肉汁が滲み出て、つやつや。生姜の千切りと台湾バジルが一緒に盛られてます。実際にはここに写っている2.5倍くらいの量が入ってます。
食べます。
美味すぎる。めちゃくちゃジューシー。
燻香がふわっと香って、旨みを引き立てています。鶏肉よりも旨みがあって、鴨肉よりしつこくない。何より調理が上手い。美味しいです。
粗末な場所で食べたために写真が撮れなかったのですが、ガチョウ油ご飯(鵝油拌飯)も罪な美味しさ。これ、背徳感が半端じゃないです。
ガチョウの油と塩やにんにくで味付けされててガーリックライスみたいな感じ。これだけでも完食できるくらい美味いのですがガチョウ肉と一緒に食べると箸が止まらなくなります。
お腹いっぱいなはずなのに、気づいたらほぼ完食してしまってて自分でもびっくり。
あー美味しかった。ビールのおつまみにも最高だと思います。台湾は美味しいものが多すぎて胃袋が本当に足りなくなります。
<阿城鵝肉>
営業時間:11:30〜21:30
MRT行天宮、松江南京駅から徒歩10分
<台北グルメ>豚足ってこんなに美味しかったっけ…「富覇王猪脚極品餐庁」
豚足って特に好物でもなんでもなかったのですが、台北では朝市なんかでもちょいちょい目にするので気になりつつありました。
そしてローカルに人気な豚足屋があると聞きつけ、やってきたのがこちら。
「富覇王猪脚極品餐庁」 です。
「梁記嘉義鶏肉飯」の近くにあり、この日も梁記でランチを食べたついでに寄りました。
ピークをとっくに過ぎた15:00ごろの来店にも関わらず店頭にはひっきりなしにテイクアウト待ちのお客さんが。
店内もほぼ満席でしたがかろうじて相席で一席空いていたので、待たずに入れました。ピークタイムに行ったらどうなっちゃうんだろ。
余談ですが台湾って他人とは思えない距離感で相席になることがよくあります。まるで一緒に食事しているような。私はローカルが食べてるメニューが気になるので、ばっちり見える近距離相席は逆に嬉しかったり。
店頭で豚足を煮込む様子。いろいろすごい。
オーダーシートに記入をして、先にお会計をすませます。日本語のメニューも言えばもらえます。
人気のもも肉系はもちろんソールドアウトでしたが、豚足目当てで来たので問題なし。
夫は豚足嫌いなので一人前の豚足と、煮卵、白米を頼みました。
待つこと5分少々。
どどん。きたーー!匂いですでに美味しいことがわかります。
早速がぶり。
・・・・美味しい・・・!!!!
ゼラチン部分がとろんとろんで、こんなに柔らかく食べやすい豚足は初めて。余計な脂身も臭みもなく、豚足ってこんなに美味しかった?!と驚かされます。
味付けは醤油ベースで、豚の旨みが存分に溶け出してます。こってりかと思いきや濃すぎず油っぽすぎず、絶妙なバランス。これはいくらでも食べられる…!
そして当然ながら白米に合いすぎるーー!
これはついでじゃなくて、メインのランチとしてがっつり食べにくるべき逸品です。反省。
副菜の煮卵もこの美味い煮汁が染み込んでいるので当然ながら美味。
この日はお腹の余裕がなかったのでこれだけでしたが、行ったことのある友人によると副菜もすごく美味しいとのこと。
確かに相席してたローカルの女性は豚足を頼まず、副菜数品とご飯だけを食べていました。
揚げ豆腐を煮たものやたけのこの炒めなんかが人気のよう。次来たら絶対に食べよう。
あまり興味のなかった豚足が一瞬にして大好物になったのでありました。あーはやくまた行きたい。
富覇王猪脚極品餐庁
住所:台北市南京東路二段115巷20号
営業時間:11:00〜20:00
MRT松江南京駅7番出口から徒歩3分
定休日:日曜、第2・第4月曜
<台北グルメ>小籠包の影に隠れた、鼎泰豊で一番うまいメニュー
みんな大好き「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。私も大好きです。
何を食べても外れない安定した美味しさが、旅行客にとっては安心感が得られてとてもありがたいんですよね。逆に感動するような美味しさを求めて行くとちょっとがっかりするかもなのでご注意を。
鼎泰豊は台湾初めての人なら入門店として、2回目以降の人はローカル店や高級店に疲れた時の給水所として使うのが良いと思ってます。ファミレスのような感覚ですかね。
小籠包や青菜炒め、排骨炒飯などは定番なので頼む方も多いかと思いますが、私がどのメニューよりもダントツで推したい最強メニューはこいつ。
黒ごままんじゅう です。(正式名称失念)
小籠包などと同じせいろに入って運ばれてきます。アツアツです。
かじるとこんな感じ。ごまあんがこれでもかっ!て位にたっぷり入っています。
これめっっっちゃめちゃ美味しいんですほんと。
私は甘いものが基本的に好きではなく(特にあんこ)これも夫が頼んだのを試しに一口、期待せず食べてみたのですが
黒ごまあんの味がとても良く、甘すぎず、夢中で食べておかわりまでしてしまいました。あんこのモサモサ感、豆っぽさは皆無だったので、ほぼ黒ごまと砂糖だけなのかしら。ぽってりとまろやかな黒ごまあんとそれをキャッチするモチモチの皮。美味しい〜!
甘いものにうるさい夫も大絶賛で、もちろん一緒におかわり。2回目の訪台時はこれを目当てに鼎泰豊へ足を運んだと言っても過言ではありません。夫はテイクアウトして日本に持ち込んでましたw 定番メニューの影に隠れたダークホース、おためしあれ。
<台北グルメ>ローカルが行列をつくる激ウマ鍋「松江自助火鍋城」
台湾には本当に鍋屋がたくさんあって、一年中、昼夜問わずみんな鍋を食べます。
種類も豊富で、有名どころは紅白の薬膳&麻辣火鍋や、発酵させた白菜の漬物でつくる酸菜白肉火鍋など。
前回の滞在では老舗店の「圍爐(ウェイルー)」で初めて酸菜白肉火鍋を食べてそのおいしさに感動し、今回も絶対に食べるぞ!と意気込んでいたのですが、色々なお店を調べるうちに気になる鍋を発見。それが「松江自助火鍋城」の石頭火鍋でした。
石頭火鍋はごま油で具材を炒めたあとにスープを注いで煮込む火鍋のこと。東京の乃木坂に「石頭楼(スートーロウ)」という石頭火鍋の専門店があって、元同僚がべた褒めしていてずっと食べてみたかったのですがいきなり閉店してしまい…。東京での石頭火鍋体験は儚く散ったのですが、松江のこのお店はなんとその乃木坂石頭楼のルーツになったという情報まで流れているではありませんか。これは行くしかない、となったのでした。
私たちはタクシーで行きましたがMRTを調べると行天宮駅3番出口から徒歩3分程度。アクセスも良いです。
ピーク時はローカル達が大行列を作っているらしいのですがこの日着いたのは21:00ごろで、ウェイティングは1組。花金だしちょっとは待つかな、と危惧してましたがほとんど待たずに入店できました。
待っている間におばちゃんが片言の日本語で鍋に入れる肉の種類を聞いてきます。
ラインナップはたしか牛、豚、鶏、羊。
今回は牛と豚をチョイスしました。
入り口から見た店内の様子はこんな感じ。結構広いです。
席に案内されると同時に、店のシステムを説明されます。
入れたい具材は後ろの棚から自分で選べ、お皿によって値段が違う、タレも自分で作れ、というようなことを片言の日本語でバーっと。ありがたい。
ちなみに店名の「自助」はセルフサービスという意味。好きなものを好きなだけ選びましょう〜。
と言っても、ショーケースで具材を選んでいるとおばちゃんがおすすめをどんどん出してきますw
おすすめされたのはするめ、トマト、しいたけなど出汁が出る系の食材と、葉物野菜など。夫がしいたけ嫌いなのでしいたけは泣く泣く外し、おすすめを一通りと卵の皮の餃子などをもらいました。練り物系も充実。
タレはネギ、にんにく、唐辛子、パクチー、ごま油、醤油、などどんな調合にしても間違いなさそうなラインナップ。
そして何よりも外せないのが沙茶醬! (右奥ですが写ってません。無能)
沙茶醬は海老などの魚介をベースにスパイスやごま、にんにくなどがミックスされたペースト状のソース。XO醬よりもクセがなく旨みたっぷりで、特にここのは誰でも好きな食べやすい味だと思います。
この沙茶醬をベースに、自分好みのタレを作っていきます。
味変にはピーナッツの粉やお酢をプラスするのがおすすめ。最初から数種類のタレをつくって楽しむのもありです。
テーブルに生卵が運ばれてくるので、タレに生卵をとき混ぜて完成!
台湾で生卵…と一瞬考えちゃいますがここはどんと構えて入れるべし。入れるのと入れないのとでは全然違います。
そして鍋の方は、炒める作業へ。鍋に油はねを防止するカバーが張られます。
炒めるのは全部おばちゃんがやってくれます。タレ作りをモタモタしているとどんどん炒められちゃうのでカメラに収めたい方はおばちゃんの動向を見ながらタレ作りに勤しみましょう。
まず、スルメを炒めて油にスルメの旨みを移します。早速美味しそうな香りが…!
次に葉物以外の野菜と肉を一気に入れて炒めます。玉ねぎやにんにくなどの香味野菜は頼まなくてもデフォルトで入れてくれるようです。美味しそう〜〜〜
具材がある程度炒まったら、スープが注がれます。スープは無色透明で、飲んでみるとダシがきいていて滋味深く優しいスープ。
このスープがどんどん変身していきますよ…
煮立つまでしばし待ちます。
ぼこぼこに煮立った状態。あまり美味しそうに見えませんがこれで完成です。
まずはお肉をとってタレにつけて食べてみると…
うまーーーーい!
なにこれ美味しい!!と夫と目を丸くしながらパクパク食べまくりました。お箸が止まらない。
具材からでるダシでスープがさらに美味しくなって、その美味しいスープがさらに具材に染み込んで…の無限ループ。
タレをつければ沙茶醬の旨みとパクチーの風味、唐辛子の辛味、卵のまろやかさが合わさってめーちゃくちゃに美味い。
具はあっという間に完食。
最初は無色透明だったスープが、煮込まれることでこんなに濃い色に。トマトの色かな。
そして実は途中で海老を入れたのですがこれが大正解。スープの旨みをアップさせるのに海老がめっちゃいい仕事してました。あとするめ。これはおばちゃんの助言通り絶対入れるべきです。
あとは空芯菜なんかもしゃきしゃきとした食感で変化がつくのでおすすめです。
最後はスープを飲む手が本当に止まらなくて、
一口一口味わいながら余韻を楽しみました。本気で持って帰りたかった。
ちなみに飲み物も冷蔵庫から自分で取るスタイルです。私たちは自然派ワインが大好きで旅先でも飲みたいので、日本から持ち込みました。台湾の飲食店はお酒の種類が少ないので、飲みたいお酒は持ち込みましょう。大抵のお店が持ち込みOKです。(お店によっては持ち込み料がかかります)
ワインの持ち込みについては別で書こうと思います。
お会計ですが、今回は〆て2人で2,000円ぐらいでした。安すぎる!
ライブ感、ローカル感があって楽しいし、美味しくてしかも安いなんて最高じゃないですか。
絶対にまた来たいお店の一つになりました。
松江自助火鍋城
住所:台北市中山區松江路315號1樓
営業時間: 11:00〜23:30
MRT行天宮駅3番出口から徒歩3分